語学と多言語学習のメモブログ

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タイ語とラオ語の属する「タイ・カダイ語族」(Tai-Kadai Languages)について学ぶための,言語学のリンク集

東南アジアを中心として,全世界でおよそ1億人が話す「タイ・カダイ語族」についての情報。

タイ語やラオス語が属する言語グループである。


英語で調べると詳しい情報が手に入る。

Tai–Kadai languages - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Tai%E2%8...

  • The Tai–Kadai languages, also known as Daic, Kadai, Kradai, or Kra–Dai, are a language family of highly tonal languages found in southern China and Southeast Asia. They include Thai and Lao, the national languages of Thailand and Laos respectively.
  • There are nearly 100 million speakers of these languages in the world.


Tai-Kadai Language Family | About World Languages
http://aboutworldlanguages.com/tai-ka...

  • All members of the Tai-Kadai (also known as Kadai or Kam-Tai) language family evolved from an ancestral language called Proto-Tai which is thought to have originated in the area between northern Vietnam and southeastern China.
  • Some 2,000 years ago, speakers of the Tai languages moved southward into Southeast Asia.
  • Today, languages belonging to the Tai-Kadai language family are spoken by an estimated 85 million people in Southeast Asia in an area extending from Thailand into Laos, Vietnam, China, Burma, and India.
  • The two national languages of the group, Thai and Lao, account for well over half the total of Tai-Kadai speakers.
  • The spelling “Thai” is used for the national language of Thailand and for some regional varieties in that country. “Tai” is used for the wider Tai subfamily of Tai-Kadai and also in the names of some specific varieties.


Appendix:Swadesh lists for Tai-Kadai languages - Wiktionary
http://en.wiktionary.org/wiki/Appendi...

  • スワディッシュの基本単語を,タイ語とラオス語,およびその他のタイ・カダイ語族の諸語についてリストアップした一覧表。
  • This is a table of Swadesh lists for Tai–Kadai languages, including: Thai (+ romanization) — Thailand (Tai language) Lao (+ romanization) — Laos (Tai language)


日本語では,あまり情報が無い。


タイ・カダイ語族は,以前はシナチベット語族の一部と考えられていたが,今では独立している。

分類こそ今では異なるが,タイ語は漢語に影響を及ぼしてきたのは事実だ。

北方系言語と南方系言語
http://www.eonet.ne.jp/~shiyokkyo/kak...

  • タイ諸語は,昔はシナ・チベット語族に入れたのだが、近頃はタイ・カダイ語族として、独立して書かれるのが一般的。
  • 漢語との親縁関係を主張し、漢チベット語族に入れる説と、それを否定し、カンボジア語などの南アジア語族と系統的に近いという説が対立している結果、タイ諸語は「タイ・カダイ語族」として、「他との関連なし」と書かれるようになった。
  • なので,タイ語は漢語とも関係が深い。漢語というのは、極論すれば「アルタイ語化したタイ語」か「タイ語化したアルタイ語」。


広東語(中国語の南方方言)は,タイ語・チワン語やベトナム語と音が似ている。共通点は漢語の形成過程に基づいている - 中国語と,その方言を勉強するブログ
http://chinese-language.hatenablog.jp/entry/20150106/p1

  • 広東語とタイ語は良く似ている。 タイ諸語を基層に,漢化したものが広東語とされる。
  • さらに,中国国内の少数民族・チワン族の話す「チワン語」は,タイ語とかなり一致する。 両者の違いは,インド系の文化の影響を受けたか,それとも中国系の文化の影響を受けたかの違いだ。
  • また,北方のアルタイ語と,南方のタイ諸語が混合したものが,現代の漢語である。
  • ということは,これらをざっくりまとめると, アルタイ語 ⇔ 現代の北方の漢語 ⇔ 広東語 ⇔ タイ語(≒チワン語)


チワン語を学ぶためのリンク集 (中国最大の少数民族が話す「壮語」)
http://language-and-engineering.hatenablog.jp/entry/20130325/LearnZhuangLangu...

  • 中国語(漢語)よりも,タイ語のほうに関連が深い。 (※チワン語はシナ・チベット語族に属するという説もあるし,タイ・カダイ語族とも言われる。)


また,タイ・カダイ語族と並ぶ東南アジアの言語グループとして,オーストロアジア語族がある。

オーストロアジア語族には,ベトナム語やカンボジア語が属する。


とはいえ,ベトナム語はタイ語からすごく影響を受けており,ベトナム語もタイ・カダイ語族に距離がかなり近い。

タイ・カダイ語族 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B...

  • 東南アジア(タイ、ラオス、ベトナム)から中国南部で話される言語の語族であり、代表的なものとしてタイ語、ラーオ語。
  • 中国南東部で特に多様性があり、この付近が故地と考えられる。タイ・ラオスには歴史時代に入ってから雲南省方面から住民が移住した。
  • ベトナム語も似た性質を持っているが、基本的にはオーストロアジア語族である(タイ・カダイ語族の強い影響を受けて変化した)と考えられている


オーストロアジア系言語と、タイカダイ系言語の違いは? 【OKWave】
http://okwave.jp/qa/q6076467.html

  • オーストロアジア語族:代表的なものは、ベトナム語とカンボジア語。にもかかわらず,私としては、カンボジア語とタイ語は非常に似ていると思ってます。近似度ではスペイン語と英語並み。言語として1対1対応に近い。
  • 対して、同じオーストロアジア語族であるカンボジア語とベトナム語はえらく違うと思います

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